ゲーム

【完結済 ゲーム 恋愛 シリアス 別人 強姦/レイプ 】

彼の告白はただのゲームだった。傷ついた過去を封印して新しい場所でやり直し、会社員になった私の前に、その彼が名前を変えて現れる。もう誰も好きになんかなりたくないのに、私に付きまとってくる彼。またゲームなんだろうか。それとも……?

※いじめ、強姦描写のあるページがあります。苦手な方は飛ばしてください。

ゲーム 登場人物

林ゆきの 過去にいじめられた経験がある。OL。 宮下優 ゆきのの元クラスメイト。同僚。 中村茂久 ゆきのの後輩。営業のホープ。 広山……

ゲーム 第01話

「……つきあってもいいよ」 私の精一杯の告白に、広山君は目を輝かせた。そんな彼を見て、私も勇気を出してよかったなとほっとす……

ゲーム 第02話

嫌な夢を見た。きっとこいつのせいだ。 昨日ポストに投函してあった、同級会のお知らせのはがき。 誰が好き好んで、あんな嫌な思い……

ゲーム 第03話

引越し先の高校で、私は生まれ変わった。 朗のおかげだ。 友達も沢山できたし、楽しい三年間だったと思う。 中学の時の私のような子……

ゲーム 第04話

「やー、凄い人気ね」 「そうね」 新人歓迎会をしている飲み屋さんで、宮下君の方を見て桜子が面白そうに言うのに、まったくそのと……

ゲーム 第05話

「えっと、こんばんは。話は……えっと、部署が違うから話はできなくてもあたりまえじゃ……」 「そういえばそうだね」 にっこりと……

ゲーム 第06話

待ってと声が追いかけてくる。 まだ午後10時だから駅前は人通りが多い。 その中で撒こうとするなんて、足が遅い私が、リレー選手……

ゲーム 第07話

何故か私は、宮下君に連れられて、駅前ビルの地下何階かにある小さなバーに来ていた。とっておきの穴場だそうで、個室にもなって……

ゲーム 第08話

腕を宮下さんに舐められて、びっくりして彼を置いて店を飛び出した。 天気予報で今夜は晴れだったはずなのに、何故か雨がざあざあ……

ゲーム 第09話

「ブランデーに酔ったかな?」 そうつぶやく宮下君の声が、ひどく遠く聞こえる。ワンピースの服の上から身体をなぞる手のひらは、……

ゲーム 第10話

私はお酒に異様に弱い。気持ちが悪くなるというのもある。だけどそれ以上に、人が違ったみたいに淫乱になってしまう。 それがわか……

ゲーム 第11話

「車に乗って。おれと一緒に来て欲しい」 「……どこへいくの?」 「京都」 行き場所をなんとなくわかっていた私は、それでも目を見……

ゲーム 第12話

なぜ彼がこれを持っているの? レイプされてそのあと謝り倒されて、変わらず私を虐めからかばい続けてくれた広山君を許すかどうか……

ゲーム 第13話

翌日は、とてもよく晴れた暑い日だった。 空調が効いているホテル内から見える外は、まだ午前中なのに物凄く暑そうだ。 京都は暑さ……

ゲーム 第14話

また明日ねと言う鈴木さんとメルアド交換して、宮下君と会社を出た。 いよいよだ。 日差しはだいぶましになったのに、暑さだけはア……

ゲーム 第15話

私は見城ほのかを無視してそのまま広山優の元に座り、にっこり笑って往復ビンタを見舞った。病人になんて事を言う人がいるだろう……

ゲーム 第16話

ホテルへ帰ってきて、シャワーを浴びてさっぱりとした。 今日みたいに暑い日は、薄化粧でもべっとり貼り付くようだったから、落と……

ゲーム 第17話

「それよりお腹すきませんか? 僕、まだなんですけれど」 「あ、あそこは止めておいたほうが良いわ。お隣のイタリア料理のほうがい……

ゲーム 第18話

好きという気持ちは、どこから沸いてくるのだろう。 それが愛に変わる瞬間は自分でわかるのだろうか。 最終の新幹線で帰る中村君を……

ゲーム 第19話

久しぶりの出社は想像通りだった あちこちから視線を投げつけられ、ひそひそとされるのは、間違いなく横領問題騒ぎのせいだろう。……

ゲーム 第20話

桜子の結婚式の日がやってきた。 秋晴れの結婚式日和だ。 結婚式披露宴が行われるホテルのロビーには、見城ほのかと取り巻きの御曹……

ゲーム 第21話

「新婦のほのか様と新郎の勝彦様、このたびは本当におめでとうございます」 敵意を漲らせた若い男性が、顔とは正反対のうやうやし……

ゲーム 第22話(完結)

あれから数年の月日が過ぎた。 会社を辞めた私は結婚して、京都へ引越しした。嫌いだ嫌いだ二度と行くもんかと思っていた街だった……