【完結済 ゲーム 恋愛 シリアス 別人 強姦/レイプ 】
彼の告白はただのゲームだった。傷ついた過去を封印して新しい場所でやり直し、会社員になった私の前に、その彼が名前を変えて現れる。もう誰も好きになんかなりたくないのに、私に付きまとってくる彼。またゲームなんだろうか。それとも……?
※いじめ、強姦描写のあるページがあります。苦手な方は飛ばしてください。
林ゆきの 過去にいじめられた経験がある。OL。 宮下優 ゆきのの元クラスメイト。同僚。 中村茂久 ゆきのの後輩。営業のホープ。 広山……
「……つきあってもいいよ」 私の精一杯の告白に、広山君は目を輝かせた。そんな彼を見て、私も勇気を出してよかったなとほっとす……
嫌な夢を見た。きっとこいつのせいだ。 昨日ポストに投函してあった、同級会のお知らせのはがき。 誰が好き好んで、あんな嫌な思い……
引越し先の高校で、私は生まれ変わった。 朗のおかげだ。 友達も沢山できたし、楽しい三年間だったと思う。 中学の時の私のような子……
「やー、凄い人気ね」 「そうね」 新人歓迎会をしている飲み屋さんで、宮下君の方を見て桜子が面白そうに言うのに、まったくそのと……
「えっと、こんばんは。話は……えっと、部署が違うから話はできなくてもあたりまえじゃ……」 「そういえばそうだね」 にっこりと……
待ってと声が追いかけてくる。 まだ午後10時だから駅前は人通りが多い。 その中で撒こうとするなんて、足が遅い私が、リレー選手……
何故か私は、宮下君に連れられて、駅前ビルの地下何階かにある小さなバーに来ていた。とっておきの穴場だそうで、個室にもなって……
腕を宮下さんに舐められて、びっくりして彼を置いて店を飛び出した。 天気予報で今夜は晴れだったはずなのに、何故か雨がざあざあ……
「ブランデーに酔ったかな?」 そうつぶやく宮下君の声が、ひどく遠く聞こえる。ワンピースの服の上から身体をなぞる手のひらは、……
私はお酒に異様に弱い。気持ちが悪くなるというのもある。だけどそれ以上に、人が違ったみたいに淫乱になってしまう。 それがわか……
「車に乗って。おれと一緒に来て欲しい」 「……どこへいくの?」 「京都」 行き場所をなんとなくわかっていた私は、それでも目を見……
なぜ彼がこれを持っているの? レイプされてそのあと謝り倒されて、変わらず私を虐めからかばい続けてくれた広山君を許すかどうか……
翌日は、とてもよく晴れた暑い日だった。 空調が効いているホテル内から見える外は、まだ午前中なのに物凄く暑そうだ。 京都は暑さ……
また明日ねと言う鈴木さんとメルアド交換して、宮下君と会社を出た。 いよいよだ。 日差しはだいぶましになったのに、暑さだけはア……
私は見城ほのかを無視してそのまま広山優の元に座り、にっこり笑って往復ビンタを見舞った。病人になんて事を言う人がいるだろう……
ホテルへ帰ってきて、シャワーを浴びてさっぱりとした。 今日みたいに暑い日は、薄化粧でもべっとり貼り付くようだったから、落と……
「それよりお腹すきませんか? 僕、まだなんですけれど」 「あ、あそこは止めておいたほうが良いわ。お隣のイタリア料理のほうがい……
好きという気持ちは、どこから沸いてくるのだろう。 それが愛に変わる瞬間は自分でわかるのだろうか。 最終の新幹線で帰る中村君を……
久しぶりの出社は想像通りだった あちこちから視線を投げつけられ、ひそひそとされるのは、間違いなく横領問題騒ぎのせいだろう。……
桜子の結婚式の日がやってきた。 秋晴れの結婚式日和だ。 結婚式披露宴が行われるホテルのロビーには、見城ほのかと取り巻きの御曹……
「新婦のほのか様と新郎の勝彦様、このたびは本当におめでとうございます」 敵意を漲らせた若い男性が、顔とは正反対のうやうやし……
あれから数年の月日が過ぎた。 会社を辞めた私は結婚して、京都へ引越しした。嫌いだ嫌いだ二度と行くもんかと思っていた街だった……